まいど!てんちょーです!
10月31日に開催された、BRM1031近畿1000km赤穂に参加してきました。今季初の1000kmブルベです。
概要はオダックス近畿さんのページを参照ください。
今回の目標は大きく、45時間以内に1000kmを完走すること。
完走自体は十分可能だと考えていたので、どこまで時間を短縮して完走できるか、に挑戦することにしました。1000kmでは単純な走力だけでなく、睡眠、装備、天候への対応も結果に大きく影響します。
この記事ではスタート前に考えていた走行計画、使用した機材、休憩や装備の方針についてお伝えしていきます。
1. 1000km/45時間という目標
45時間という数字は、自分の中ではギリギリ実現可能な範囲だろうと考えていたもの。
もちろん全く簡単なものではなく、すべてがうまく嚙み合わなければ達成は難しい。
それでも、今の自分がどこまで走れるのかを試すにはちょうどいい目標、そしてこの1000kmがちょうどいい機会でした。
一方で、先に参加したブルベ、RM919で起こした左脚のトラブルがいまだに治っておらず、十分なトレーニングを積めなかった点が不安材料。
達成できるかどうかだけでなく、達成を目指して挑戦すること自体にも価値がある。
出来る限りのことをしようと、45時間を目標に準備を進めた。
2. コース分析と45時間の走行計画
今回の走行計画では、休憩・補給・信号待ちなどの停止時間をすべて含めたグロス平均速度22.5km/hを基準に設定した。
このペースで1000kmを走れば、所要時間は約44時間30分。45時間以内での感想が可能になる計算。
途中の目安として、約500km地点の角島大橋を11月1日の5-6時頃、約800km地点の松江を11月1日の18時頃に通過することを目標にした。
800km地点の松江を主要な通過目標にしているのは、ドロップバッグの受け取り場所であり、残り200kmに向けて装備やコンディションを整える区切りでもあるため。

DHバーに補給場所と、目標時刻のメモ。走りながら計算するときに、これがあるとわかりやすい。
山陽側は向かい風と多めの信号に耐え、山陰側のアップダウン区間は追い風基調で信号少なめなので、それなりのグロスを稼ぐ予定。
松江から先の200kmは9-10時間くらいかかる想定。あとは雨次第。
そして松江で仮眠を取るかどうかは、到着時点の眠気やコンディション次第。睡眠時間を固定せず、必要に応じて柔軟に判断することにした。
どのプランになったとしても、800km地点の松江までは行ききってしまう前提。

ハンドルバーにPC、通過チェックのメモ。目標時刻も書いてわかりやすく。
3. 車体と機材の選択:速さ・走り続けやすさを重視

スタート地点で撮った車体全体。あまりファストラン仕様に見えないバイク。
車体は前回RM919と引き続き、FELT BREED 2.0 FRD。ホイールはReserve 40/44 Road、タイヤはHutchinson CARACAL Race 40c TANを選択。
速さだけなら30-32cを選ぶ考えもありますが、今回もあえて40cのワイド幅のタイヤを選択。
最大の狙いは、荒れた路面の対応力と、快適性の高さ。
荒れた路面でも40cの太さのタイヤなら、走行ラインの選択に過度に神経を使わず、そして最小限の抵抗増で進める。
もう一つ大きな理由は、後半になるほど頭が回らなくなることを想定していたこと。
疲労が蓄積した状態では、路面状況を細かく判断し続けることが負担になる。夜間走行の時も同様。そんな状況でも余計なことを考えず、ただ前に進むことに集中できる。
ワイドタイヤによる空力的なデメリットは、DHバーの積極的な活用と、ライト、サイコンの配置を工夫することで、車体全体として補えると考えた。
瞬間的な速さよりも、1000kmを通して無理なく速度を維持できること。そこを最も重視した。

600km超ブルベの生命線、DHバー。ライト、サイコンを縦に配置して空力を改善した。
4. 雨天・防寒装備:うまくいかなかったときの備え
今回のブルベではフルフェンダーを装備した。RM919の時と変更して、SKS Bluemels に。よりカバー率を増やして、濡れる程度を最小化して快適に走れるように。
45時間での完走が確実なら、フルフェンダーは不要だったかもしれない。しかし50時間かかった場合は間違いなく雨に降られるだろう・・・
濡れた路面でタイヤからの水しぶきを浴びると、低体温のリスクが大幅に上がるうえ、疲労もしやすくなる。
予定より走行時間が延び、雨の中を走ることになった場合を考えると、フルフェンダーは必須装備だと判断した。重量増は避けられないものの、空力面への影響は大きくないと見込んでいた。
コースを見ても、細かいアップダウンが主体で大きな登りがないのも、その判断を後押しした。

特に重視した、前輪からの水しぶきをしっかり防げるカバー範囲の広さ。

リヤも大きくカバーしたもの。実はサドルバッグとタイヤがこすれないためにも必要だった。
5. ドロップバッグ:800kmの松江で受け取り
当初は500km、800kmの2カ所でドロップバッグを受け取ることを検討。
しかしながらヤマト運輸のアプリがメンテナンスのため、発送する荷物のコンビニ受け取りへの変更が出来ず、確実に受け取れる場所を確保できなかった。
そのため、500km地点でのドロップバッグはあきらめて、携行品と道中のコンビニで何とかすることに。
800km地点では、松江アーバンホテルにドロップバッグを送ることに。こちらは念のため電話で確認して、受け取れるのを確認済み。
なぜ800km地点にドロップバッグを設定したのか
かなり後半にあたる800km地点に、なぜドロップバッグを設定したのか。
これまでの経験から、36時間程度の連続稼働は十分に安全圏だと考えていた。
また、今回のスタート時刻は午前8時。予定通りに進めば、松江までの夜間走行は1度で済む計算。これが昼や夕方スタートであれば、また違った判断をしていたと思う。
松江で仮眠をするかどうかは、到着時の眠気次第。そこで着替えや補給品を受け取り、残り200kmに備える方針とした。
また雨になる可能性も高かったため、念のためレインパンツも送ることで、雨の程度によって使うかどうか判断できるようにもしておいた。(つもりだった)
6. スタート前の睡眠について
今回は赤穂で前泊することにした。
大阪から赤穂までは車で約2時間。いつもなら当日朝に移動していると思う。
あえて今回前泊を選んだ理由は、スタート当日の起床時刻を遅らせて、スタート前の覚醒時間をできるだけ短くするため。
少なくとも800km、目標では1000kmは起き続けて、自転車を漕ぎ続けなければいけない。45時間という長時間にわたり走り続けるのは、自分にとって未知の領域。
走り始める前から余計な覚醒時間を増やさないために、前泊を選んだ。
7. 直前の天候確認と走行方針
スタート直前に気になったのは広島付近までの向かい風。
基本的には単独走行前提だが、エントリーリストを見ていると見覚えのある速い人がちらほら。状況がうまい具合にかみ合えば、パックになって走ることも検討した。
300kmを超えた辺り、下松市の辺りからは冷え込む予報。ただ下関まで行けば寒さが若干マシになる予定。
後半500kmを超えた辺り、山陰区間は追い風になる予定。ここが向かい風だと予定が大きく崩れる可能性がある。
後半200kmも雨が降るか、降らないか、がなんとも判断が難しい。
ただ状況に合わせて走るほかないため、柔軟に対応すること。ただし何があっても雨が降る前には松江に到着する。
かなり力技の方針だが、果たしてうまくいったのか。

コメント