まいど!てんちょーです!
今回はSRAM RIVALのブレーキパッドと、ブレーキフルード交換をしましたのでご紹介。
グレードでいくとRival22、機械式シフトの油圧ブレーキモデルです。

今回整備するSRAM RIVALの油圧ディスクブレーキ
ブレーキパッドの摩耗
まずは状態の確認。
取り外したブレーキパッドですが、すでに限界を超えた摩耗度合いです。

取り外したパッド。摩耗が大きく進んでいます。
ブレーキのパッドだけでなく、それがついているベースプレートまで摩耗が進んでいる状況です。交換時期は過ぎていましたが、幸いにも周辺部品への大きな損傷はありませんでした。
新品と比較すると一目瞭然。ここまで厚みが違います。摩耗が大きく進むとスプリングも削れてしまうため、スプリングも変形してしまっています。

左が新品、右が使用済み。パッドとスプリングを並べて比較。

横から見ると、摩擦材の厚みの差がはっきりわかります。
ここまで摩耗が進んでしまったとしても、ベースプレートとローターである程度の制動力が出てしまうため、ブレーキとしては機能してしまいます。
しかしながら、ローターまで削ってしまったり、ブレーキキャリパー本体にダメージが入ったり、走行中にいきなりブレーキが効かなくなったりとトラブルが多発しやすくなります。
定期的なメンテナンスが、しっかりブレーキが効く、安全な自転車の状態を維持できます。走って、曲がっても、止まらない乗り物は本当に危ないです。
そして定期的なメンテナンスをすることで、長い目で見たときのランニングコストも安くなります。
セルフチェックで大丈夫です。一度ブレーキの状態を確認してみてください。
ブレーキキャリパーの洗浄
パッドが大きく摩耗したキャリパー、当然ながらキャリパー内部も汚れています。
なかなかきれいにする機会の少ないところなので、外したついでにしっかりとブレーキの清掃をしていきます。

清掃前。キャリパーの外側だけでなく、内側も汚れが多数付着。

清掃後。きれいにすることは整備を進めるうえで大事なポイントです。
汚れ方、汚れの質によって、キャリパーにダメージがあるかないかの判断もこの時に行っています。
清掃作業はピストンを戻す前に行うことを強くおすすめします。ピストン側面に付着している汚れがキャリパー内部のシールを傷めることがあります。
ディスクローターの確認
パッド交換時に、ディスクローターも同時に点検します。
大きくパッドが摩耗して、パッドのベースプレートまで摩耗しているとローターのダメージも大きく、交換しないといけない可能性が高くなります。

清掃前。あまり雨の日に乗られない方なので十分きれいでした。

清掃後。わかりづらいですが、鉄粉除去剤と中性洗剤でしっかり汚れを落としています。
今回はローターの摩耗が基準値よりも厚みがあったのと、表面の偏摩耗も許容範囲内だったため、清掃してそのまま再利用することとしました。
ブレーキフルードの交換
続いて、ブレーキフルードの交換です。リムブレーキでいくところのインナーワイヤーのようなものです。実態はフルードという名の通り、液体です。
前回交換時から時間が経っているため、ブレーキのメンテナンスとしてまとめて作業しています。
今回作業するSRAM RIVALですが、DOT系フルードを使用するタイプです。DOT4、またはDOT5.1の規格に適合したフルードを使用します。
シマノ等で使われているミネラルオイルや、DOT5は互換性がなく、間違えて入れるとブレーキシステムが壊れます。
SRAMでも一部のMTBブレーキはミネラルオイルが使われているモデルもありますのでご注意ください。
DOT系フルードは吸湿性があり、長期間使用して劣化すると沸点が下がります。
下り方によってはブレーキフルードが沸騰してブレーキが効かなくなる恐れもありますので、DOT系フルードは定期的な交換を強くオススメしています。

抜いたブレーキフルード。

交換後のブレーキフルード。今回使用した新品のフルードは比較的透明に近い色です。
ブレーキの再調整、確認等
各種部品の交換や整備を終わらせた後、改めてブレーキのセッティングをします。
この時にブレーキのタッチは大丈夫か、ローターの振れはないか、ローターとパッドが擦っていないか、等を確認します。
この世代のSRAMのブレーキキャリパーはクリアランスが非常にシビアなので、調整がやや大変です。
新しい世代のキャリパーを知っていると、時代の進化を感じますね。
比較的メンテナンス頻度が少ない油圧ディスクブレーキですが、その陰で結構消耗していることも多い部分です。
なにかイベントや、ロングライド前に少しでも気になることがあれば、気兼ねなくメンテナンスにお越しください。
ではではっ!

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