【Review】PIRELLI P ZERO RACE 4S

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「Power is nothing without control.」

-Giovanni Battista Pirelli-

コントロールなくしてパワーは成り立たない、

この簡潔な言葉がタイヤの担う役割を全て言い表している。

ねえ知ってる?御堂筋翔くんが4秒縮める為にバンクさせた時の顔の位置、

路面3センチメートル。

どうも、山田西のフレディ・スペンサーことぼっさんa.k.a竹林です。

全国100万人のピレリファンの皆様、お待たせ致しました。

お待たせし過ぎたかも知れません。

多大なる賞賛と共にその地位を確固たるものとした高機能レーシングタイヤ【P ZERO RACE】に

オールシーズン、オールウェザーいう もはや全方位360°隙無しの

【P ZERO RACE 4S】がラインナップに加えられているのをご存じでしょうか。

丁度通勤使用のタイヤを物色しておりました手前、「お前の欲しかったのはコレだろう。」

そう言われている様な気がしました。

そうですうううぅぅぅぅぅ~~~~!!!!!!!!!!

という事で、

ハイどん!

かねてよりP ZERO RACEはクリンチャー、チューブレスどちらも使っておりましたが、

レース<通勤 という現在のライディングに よりマッチするのではないかと

【P ZERO RACE 4S】非常に期待が高まっております。

まず外観から見ていきましょう。

箱の作りが変わっています、SDGs的なアレもあるのでしょうか…

全て一体となっており、瞬時に畳む事が出来る様になっています。

タイヤバンドは健在。 4Sはブルーです。

素っ気ない結束バンドやゴムで済まされる事が多い中、

こういう部分をしっかりやってくるピレリが僕は好きです。

それでは肝心のタイヤについて 見ていきましょう。

重量は実測で256g ニゴロ、切りの良い数字だ。

公称値260g(28c)ですので近似値範囲。

トレッドゴムが厚くなり、耐久性はもちろんのこと対寒冷地にも期待出来そうです。

幾許の重量増はトレードオフ、この辺りは実走して天秤にかけましょう…。

オールウェザーという事でトレッドのパターンも変わっています。

お馴染みの稲妻の様な溝に加え、寄り添う様に配された溝が追加されています。

ウエット時の水捌けに一役かってくれることでしょう。

タイヤサイドのレタリングはシンプルにホワイト。4Sの文字がブルーで記されています。

今回はチューブレス運用していた愛機を通勤に特化させるべくTPUチューブと組み合わせて軽量クリンチャー化という算段です。

新しいソリューションは人柱になってでもさっさと試すのが吉。

それではいざ、やっていきましょう。

スイスイ~~… スイスイスイ~~…

完!

ピレリの特筆すべき優れた点の一つに

【タイヤのはめ易さ】があります。これはもう本当に素晴らしいの一言。

これだけで決め手になり得るスムースさ。

タイヤ前後交換する頃には握力ゼロになってしまっている方々、

これです。 一度ピレリ試してみてください。

あっという間に換装が終わってしまいました。

レーシーな佇まいはそのままに、オールシーズン、オールウェザー…

S A I K O U やないか。

タイヤだけで見るとわずかに重量増ですが、

TPUと相まって非常に軽快な
足回りとなっており 実走への期待が膨らみます。

実走。

TPUとの組み合わせが良い方向に作用している様で

硬くなり過ぎない非常に良い塩梅。

路面に対する食いつきの良さは健在、相変わらずめちゃめちゃハイグリップ。

転がりも軽やかでコントローラブル。レーシングタイヤであることを思い出させます。

トレッドパターンが変わった事で特に変なロードノイズも無く、快走に次ぐ快走です。

御誂え向きに途中でピンポイントでザーザー降りにあいました・・・

図らずもフルウェット走行も試す事となりこのタイヤの真価を目の当たりにできそう。

こいつぁ最高のテストライドになるぜ・・・洗車したばっかりだがな!

フルウェット路面でのグリップが明らかに向上している。

ひしひし伝わるグリップ感、安心して踏み足に力を籠めた巡行を保つ事が出来ます。

コンタクトした濡れた路面からコンパウンドを感じる確実なグリップ感というのはそう無いかと。

普段雨は避ける方ですが、これなら不意の雨天走行も不安はないでしょう。

高速域からの減速~停止も雨の日とは思えない安定感です。

ドライ時とほぼ遜色の無いライドが行えました。

これがこのタイヤの本懐。 

多少の重量増と引き換えに手に入る恩恵がデカ過ぎる。

これが…

これこそが…

…真のオールウェザー… 

御見逸れ致しました…

「Power is nothing without control.」

コントロールなくしてパワーは成り立たない、

この簡潔な言葉がタイヤの担う役割を全て言い表している。

かのKJこと降谷建志氏が【日本を変える真の音楽】で僕たちの鼓膜に直接コンタクトした様に、

ピレリは真のタイヤを以てして大地と、地球と、直接コンタクトしているのだ。

Bye.


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